生意気オオカミの虜

並びいる女子を前になぜか半べそ気味の竹藤。

それに対してイラつきながらいる凛。

女は怖い生き物……

凛にとって何より怖いのは…… 目の前の女子ではない。



「 泉沢君、私たち聞きたいこ… 」

「 何だよ!」

「 ひ… や、あの、私たちは… 泉沢君に彼女がいるかどうか、ほんとかどうか知りたくて 」



四人の女子がくっつき凛に聞いてきた。

それに答える気もなくタメ息する凛。

竹藤が代わりに答えようとするも女子に睨まれてしまう。



「 泉沢君本当の事を… 」

「 今朝も彼女とエロい事してから登校、それ以上何知りたいわけ?」

「 え… うそ… 嘘よ、やー!ひどーいっ 」



一人は半泣きで言いながら去り、後を追うように3人も行ってしまう。


竹藤は開いた口にそっと手をあて驚きを隠してるつもり。



「 くだんねー 」

「 泉沢~ お前、俺より先に! なんて奴だよ!マジひでーよ!」

「 お前は女か 」



竹藤を無視してスマホを手に何やらしている凛を恨めしそうに見つめる竹藤。



その頃、私は凛からのメッセージを見ていた。



“ 今朝はごめん、夜 行っていい?羽奈のオムライス食べたい ”



この文面にニンマリと笑みを見せる私を美世は気持ち悪がっていた。



「 んふふ、可愛い奴め~ 」



ごめん、だって。

あの凛が、すごいよ、謝るなんて珍しい~

オムライスか… よし!

作ってあげましょー!


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