絶対に守るから。
実戦はいつぶりだ。ウィルとは何度も実践形式で手合わせをしてきたけれど、所詮は練習。傷が出来ない、死なないと分かっているから思う存分戦えていた縁もあった。そんな俺に今のハウラムに素手で勝てるだろうか。いや、勝てなくても良い。ハウラムに戦いを諦めさせる事が出来るだろうか。
「弟の?・・・。聞かせてくれ。どうして弟はカーレイジに会いに来ない。どうして今まで二人は連絡も取ってこなかった。どうして何も情報が無いんだ」
ずっと捜していたような口振りだな。自分の城に自分の後輩として入ってきているとも知らずに。いや、仕方のない事かもしれないな。カーレイジは吸血鬼と人間の間に生まれた子供、弟は純血の吸血鬼だもんな。
ただ、やはり立派な兵士になったという証拠なのだろう。剣は鞘に収めたものの、戦闘体勢は崩す事がなかった。一緒にいた時のハウラムとはもう違うんだな。
「弟の?・・・。聞かせてくれ。どうして弟はカーレイジに会いに来ない。どうして今まで二人は連絡も取ってこなかった。どうして何も情報が無いんだ」
ずっと捜していたような口振りだな。自分の城に自分の後輩として入ってきているとも知らずに。いや、仕方のない事かもしれないな。カーレイジは吸血鬼と人間の間に生まれた子供、弟は純血の吸血鬼だもんな。
ただ、やはり立派な兵士になったという証拠なのだろう。剣は鞘に収めたものの、戦闘体勢は崩す事がなかった。一緒にいた時のハウラムとはもう違うんだな。