好きな人は策士な上司(『好きな人はご近所上司』スピンオフ)
「尚樹さん、ごめんなさい。私、全然知らなかった」
尚樹さんは優しく私の額にキスを落とす。こらえきれずに嗚咽がもれる。
「言っただろ? 絶対に離さないって。ぎりぎりまで確定できなくてなかなか話せなくて、不安にさせてごめん」
綺麗なチョコレート色の瞳で尚樹さんが私を見つめる。
尚樹さんの胸に顔を埋めた。トクントクンと尚樹さんの優しいリズムが聞こえる。愛しい音と温もりに涙が止まらない。
こんなにも私を大事にしてくれる人は知らない。
こんなにも愛しい人はいない。
「俺と一緒に東京に行ってくれますか?」
ほんの少し身体を離して尚樹さんが妖艶に微笑んで言う。
「喜んで……!」
泣き笑いのような顔の私に尚樹さんの顔がゆっくりと近付く。
吐息が私の頰を掠めて、尚樹さんの唇が私の唇に優しく重なった。
「愛してる、莉歩」
気持ちが伝わる温かなキスに胸が震えて涙が零れた。
「莉歩に初めて出会ったここで、プロポーズしたかったんだ」
私の額と自身の額をコツンと合わせて尚樹さんが色香を含んだ声で言う。その言葉が私の胸にじんわりと沁みていく。
「恋なんて簡単なことだと思ってた。簡単に好きだと言えたし、言われてきた。だけど、莉歩に出会って教えられた。本気で誰かを愛する幸せ、愛される幸せを。こんな風に思える人は世界で莉歩しかいない」
「……尚樹さん」
切なさで胸が詰まる。彼の真っ直ぐな温かい想いに何て言えばいいかわからない。
「ずっと一緒にいて、ずっと俺に愛されて」
幸せな懇願に涙が止まらなくなる。
尚樹さんは優しく私の額にキスを落とす。こらえきれずに嗚咽がもれる。
「言っただろ? 絶対に離さないって。ぎりぎりまで確定できなくてなかなか話せなくて、不安にさせてごめん」
綺麗なチョコレート色の瞳で尚樹さんが私を見つめる。
尚樹さんの胸に顔を埋めた。トクントクンと尚樹さんの優しいリズムが聞こえる。愛しい音と温もりに涙が止まらない。
こんなにも私を大事にしてくれる人は知らない。
こんなにも愛しい人はいない。
「俺と一緒に東京に行ってくれますか?」
ほんの少し身体を離して尚樹さんが妖艶に微笑んで言う。
「喜んで……!」
泣き笑いのような顔の私に尚樹さんの顔がゆっくりと近付く。
吐息が私の頰を掠めて、尚樹さんの唇が私の唇に優しく重なった。
「愛してる、莉歩」
気持ちが伝わる温かなキスに胸が震えて涙が零れた。
「莉歩に初めて出会ったここで、プロポーズしたかったんだ」
私の額と自身の額をコツンと合わせて尚樹さんが色香を含んだ声で言う。その言葉が私の胸にじんわりと沁みていく。
「恋なんて簡単なことだと思ってた。簡単に好きだと言えたし、言われてきた。だけど、莉歩に出会って教えられた。本気で誰かを愛する幸せ、愛される幸せを。こんな風に思える人は世界で莉歩しかいない」
「……尚樹さん」
切なさで胸が詰まる。彼の真っ直ぐな温かい想いに何て言えばいいかわからない。
「ずっと一緒にいて、ずっと俺に愛されて」
幸せな懇願に涙が止まらなくなる。