Deal×Love
「椿さん、どうかした!?」

目の前でギョッと焦る彼も初めてで、全てが新鮮で。

「風邪で涙腺が弛んでるみたいです」

泣きながら私は笑っていた。

「お粥食べたら薬飲んで。俺はリビングに居るからゆっくり休んで」

優しい海さん。
どんなキッカケでも、彼が歩み寄ってくれたからだろうか。

私は部屋から出ようとした海さんの背中に言った。

「海さん、ありがとうございます。私、お料理も勉強します」


またこの恋を頑張ろうと思った。
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