Deal×Love
「やっ!」

突然の海さんの行動に心臓が耐えきれそうにもなくて、手を引こうとするがびくともしてくれない。

「俺のために手を荒らしている椿が愛しくて仕方なかった」

だって海さんが突然今度は左手を掴むと、指にキスをしてきたから。

「こんな風に手にキスするだけじゃ全然足りなかった」

キスの嵐を降らせながら、私の目を見据えて真っ直ぐ伝え続ける海さん。

私の心臓はドコドコ大太鼓のような音を打ち鳴らし続ける。

「今日の浴衣姿、綺麗だった。今すぐベッドに向かって俺の手で脱がしたかった」

こんな甘い海さん、知らないよ!
も、もう、限界!!!


「あ!弥生さんは大丈夫なんですか!?」

頭がクラクラし始め、限界を感じて叫ぶと、やっと海さんは止まってくれたが、不服そうに眉をピクリと一瞬上げた。
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