Deal×Love
七時半、海さんは仕事に行くようで。
「いってきます、帰りは九時過ぎると思うから御飯先に食べててね」
「はい。いってらっしゃいませ」
ひさ子さんが居るので、玄関までお見送りして海さん奥さんを演じる私。
でもひさ子さんが居てくれた方がラクかもしれない。
二人きりの方がどうして良いか、分からないもの。
「新婚さんのお邪魔をしたら悪いので、明日からは朝御飯は夜のうちにご用意しておきますね。朝温めるだけで済ませられるように」
「え」
だがリビングに戻るとニヤニヤした顔で食器を片付けているひさ子さんに、要らない気遣いをされてしまう。
契約の結婚のことをしているのはアリサしかいないわけで。
「分かりました」
そう返すしか出来ない。
明日から朝は二人きり……。
緊張するな……。
「いってきます、帰りは九時過ぎると思うから御飯先に食べててね」
「はい。いってらっしゃいませ」
ひさ子さんが居るので、玄関までお見送りして海さん奥さんを演じる私。
でもひさ子さんが居てくれた方がラクかもしれない。
二人きりの方がどうして良いか、分からないもの。
「新婚さんのお邪魔をしたら悪いので、明日からは朝御飯は夜のうちにご用意しておきますね。朝温めるだけで済ませられるように」
「え」
だがリビングに戻るとニヤニヤした顔で食器を片付けているひさ子さんに、要らない気遣いをされてしまう。
契約の結婚のことをしているのはアリサしかいないわけで。
「分かりました」
そう返すしか出来ない。
明日から朝は二人きり……。
緊張するな……。