恋愛相談
そうはいっても、ノートと教科書を開くと、すぐに千佳は集中しだす。それに少しイラッとしている自分にすごくイライラした。
「ねえ、千佳」
結局、私から話しかけた。
「千佳はさ、好きな人いないの?」
「…え?私?」
ペンは動きつつも、千佳は顔を上げる。なんて器用なんだろう。
「え、やだぁ。こういう話って久しぶりだよね?ドキドキしちゃう!!」
「いや、まぁ…。なんていうか……。そういう話もたまにはいいかなって」
「そうだなぁ……。私、誰が好きなんだろ。うーん……強いて言うなら、羽流、とか……?」
強いて言うなら……?何それ。意味わかんない。そんなんで、好きとか言わないで。
そう思っても、口からは反対の言葉が漏れる。
「そーなんだ。やっぱり昔からの仲的な?」
「そうそう、もはや好きなのかすら分からないけどー。でも、大事な存在でもあるかな。恋かどうかは分からないけど」
私のイライラはMAXになってきた。千佳にイライラしていて、そんな自分にイライラしていて。
千佳は、何でそんなに軽く言ってるの?
私は好きかを聞いているんだけど…。
私、そんなに嫌なら、宣戦布告しちゃいなよ。
私の中ではたくさんの黒い感情が渦巻く。