2番目に君を、愛してる。
それから阪本さんは暇さえあればしつこく私に付きまとうようになり、諦めることなく兄に会いたいと持ちかけてきた。
朝から、放課後まで。
彼女に執拗にまとわりつかれる。
今日はお昼を一緒に食べたいと言い出して屋上にまで追いかけて来たから、仕方なく全力で逃げ出してきた。
お昼は屋上で食べるって決めてたのに!
「夏!」
突然呼び止められ、ギョッとする。
「しー!」
唇に手を当て、学校で唯一私を名前で呼ぶ教師の腕を引く。
「阪本さんから逃げてるんです!」
「悪い、数学準備室で食えば?」
私が抱えていたお弁当を見て、小さな声で青山先生は言った。
「俺もこれからお昼だし、コーヒーでも淹れてやる」
「いいですね」
ひそひそと話をして、数学準備室に急いだ。