2番目に君を、愛してる。
「兄貴だっていつかは結婚するんだぜ?夏も早く好きな奴を見つけろよ」
「そう簡単に見つからない。お兄ちゃん以上に素敵な人なんて、いるわけないじゃん」
「まぁ賢そうで清潔感あって、いい男だったから気持ちは分かるよ」
私は2人の兄を持った。
実の兄は物心ついた時からずっと一緒で、意地悪だけど私を心の底から愛してくれた人。
仮初めの兄は知り合ったばかりだけど、誰にでも優しくて仕事に生きる人。
本当に素敵な2人の兄。
「ーー俺にしとけば?」
箸を止め、なんの脈略もなしに青山先生が言った。
「はい?」
「兄貴なんてすぐに忘れさせてやる」
ラーメンの匂いがする準備室に不釣り合いな、真剣な顔をした青山先生がいた。