2番目に君を、愛してる。
日曜日は1日バイトだ。
本当は高校でバイトは禁止されているが週に1度だけという条件で許してもらった。
毎週日曜日、朝の早い私に合わせて新藤さんは身支度を整えてバイト先に送ってくれる。
時給の良い飲食店で働きたいと言ったら青山先生に酔っ払い相手だぞ?と忠告されて、結局、大学の図書館でのアルバイトを紹介された。
日曜日は学生だけでなく一般にも開放されていてこむため、主にカウンターの仕事だ。
新藤さんは朝の8時から夕方5時まで、図書館で難しそうな文献を読んで待っていてくれた。
今のところ怪しい人の気配を感じないが、新藤さんを血だらけにした奴らだーーものすごく危険で、油断しないようにと言われている。
けれど阪本さんから解放されて穏やかな日常を送っていると、忘れそうになる。
新藤さんは本当に私の家族なのかもしれない。
寝ぼけ眼で朝、彼の穏やかな寝顔を見て、
一瞬そんな考えが過ってしまっていた。