2番目に君を、愛してる。
「あのようなことは、き、昨日が初めてで!」
なんて私、慌ててるんだろう。
兄の添い寝となにも変わらない。
「…だろうね。俺がいたからだと思う」
「はい?」
「さすがに、他人の気配がある中で君をどうこうしようとは思わないでしょ。俺は彼の自制心というわけだ」
首を傾げる。
「さてさて、なっちゃんのコーヒー美味しいんでしょう?飲みたいな」
「いま淹れますね!」
目覚めのコーヒー。
立ち上がった私に耳元に届いた、ため息混じりの小さな声。
「今日だけは晴れて欲しかったな……」
窓ガラスに叩きつけられた水滴を見つめる美崎さんの横顔が、どこか哀しそうに見えた。