2番目に君を、愛してる。

お休み明けの学校。

いつも通り校門で新藤さんと別れて、教室に向かう。

この分だと1学期の出席日数は問題なさそうだ。

相変わらず新藤さんは毎晩、勉強を見てくれていて、日々の継続が力になっていると実感もできている。


「夏。日曜はバイトお疲れさん」


出席簿をもった青山先生とすれ違う。


「おはようございます。今日は寝坊しなかったんですね」


「おいおい、俺がいつ寝坊したって?」


「よく校門をダッシュで駆け抜ける先生のこと、目にしますけど」


「うっせー。あ、そういや、昨日」


「昨日?」


青山先生の不自然にカールした髪を見つめる。

教師なんだから寝癖くらい直してきてよ…。


「おまえの兄貴を見たぞ。墓参りか?」


「え?」


「いや悪い、不謹慎だったな。忘れてくれ」


世間話には重い話題だとすぐに気付いた青山先生は申し訳なさそうに頭をかいた。


「いえ、昨日は両親の命日ではないので…本当にうちの兄でした?」

< 138 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop