2番目に君を、愛してる。

「兄貴、めちゃくちゃイケメンだからな。普通に目立つだろ」


「なんでお墓参りだと?」


「俺も久々にばぁちゃんの墓参りに行たんだが、兄貴も墓前に花添えて手を合わせてたから…苦手だから声かけなかったけどな」


「…どんな様子でした?」


「あん?墓参りなんて楽しいもんじゃねぇだろ」


「まぁそうですけど…」


昨日、新藤さんが朝ご飯を買いに行っている間だけ、私たちはーー離れた。


その時に?


「あ、近くに美味しいパン屋さんあったりしませんか?」


「おまえよく知ってるな!あそこのクロワッサンは最高だよな」


青山先生は笑った。

私も笑う。


「美味しいですよね!」


朝ご飯?
新藤さんは私に嘘をついたようだ。


貼り付けた笑顔の中で、もやもやとした気持ちが渦巻いた。

お墓参りだと言ってくれたら良かったのに。
そしたら一緒にお墓のお掃除もして、一緒に手を合わせてーー

ううん、私は彼の家族でなければ友人でもないんだ。

きっと、ひとりで行きたかったんだよね。

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