2番目に君を、愛してる。
もう、子供でいいや。
せっかくの水族館だもん。
「帰るのかと思いました」
「帰りたいの?」
「そうじゃなくて…さっきの新藤さん、少し怒ってるみたいだったから」
「…それで、タピオカ飲む?」
タピオカ?
また戻ってしまった話に混乱しながらも、頷く。
さっさと売店でタピオカ入りの紅茶を注文する新藤さんにそれ以上は何も言えず、黙ってついて行く。
タイミングよくイルカのショー開催のアナウンスが流れて、そのまま屋外のショーの場所まで移動した。
前方の席は埋まっていたが後方は人影が少なく、私たちは最後尾に座る。
奢ってもらったタピオカを飲みながら、前を向く。
イルカのショー。
前回は時間が合わなくて見れなかったから、嬉しい。
「なっちゃん、さっきのだけどさ」
「さっき?」
同じようにステージに視線を向けたまま新藤さんは言った。
「怒りたくもなるよね」
ああ、こちらの子供っぽい態度を責められるのか。新藤さんの気分を悪くさせてしまったのだろう。