2番目に君を、愛してる。
「いや、"夏"なんだな、と思って。俺とは正反対」
はい?
「俺は新藤冬樹(しんどう ふゆき)です」
ああ、そういうことか。
夏と冬。
確かに正反対だね。
高校3年生の私と、恐らく20代後半であろう新藤さんとは本来、なんの接点もないはずなのに。
今こうして自己紹介していることに不思議な気持ちになる。
「君は女子高生?」
「はい。3年です」
「若いねー俺は刑事やってます」
「刑事?」
刑事であれば、傷を負った時点で仲間に知らせれば良いと思う。ひとりで耐えていたことに何か事情があるのだろうか。
「手当も慣れてそうだったし、お医者さんかと思いました」
「結構危険な職場だから慣れてるんだ」
へぇ、と返事をする。
事件に巻き込まれて怪我を負ったのかもしれないが、警察には守秘義務もあるし、聞いても教えてくれないだろう。
「今日は特別な事情でひとりで行動していたのだけど、まさか、女子高生に助けられるとは予想していなかったよ」
でもね、と新藤さんは付け加えた。
「もう二度と、今日みたいなことはしないと約束して」