2番目に君を、愛してる。
新藤さん…?
お互いに相手の方を向けば、距離がとても近くなる。
部屋で勉強している時も距離が近く照れることもあったが、今は格段に頰が熱い。
なんだ、これ。
妹として"1番目"の地位にたどり着いたとしてもあまり嬉しくないはずなのに、先走った心臓が鼓動の音を激しく鳴らす。
「新藤さ…」
私の小さな声は、
イルカショーの開幕を意味する軽快な音楽によってかき消されてしまった。
新藤さんも私からステージへと視線を移す。
係員のお姉さんの笛の合図によってイルカがパフォーマンスを繰り広げるが、私の心はそれどころではなかった。
周囲の拍手に合わせて同じように手を叩くが、隣りにいる新藤さんを意識してしまっていた。