2番目に君を、愛してる。
気の利いたことも言えないまま、ただじっと新藤さんのことを見つめていた。
ほんの少し顔を近付ければ、キスできる至近距離。
それでもお互い、その位置からは動けなかった。
ーー刑事でいてほしいから。
彼の仕事の妨げになるような不埒な行為は控えるべきだと、子供の私でも答えを出せた。
「着物、返しに行きましょうか」
切ないような、重いような、
それでいてどこか甘ったるい雰囲気を、
打ち消すようにわざと明るく言った。
「そうだね。行こうか」
私が大人になるまで、新藤さんは待っていてくれるだろうか。