2番目に君を、愛してる。

翌朝、浅い眠りから目覚める。


カーテンを開けようと手を伸ばし、新藤冬樹の存在を思い出した。


薬が効いているのか寝顔は穏やかで少し安心した。

減るもんではないだろうと寝顔を見つめる。
綺麗な肌と、長い睫毛。
目や鼻、口のバランスが整っていて、文句のつけようがない。


まぁ、鼻の高さは兄の方が上かな?



「あまり見られると照れるよ」


え?


「起きてらっしゃったんですか?」


彼の片目が開く。


「職業柄、人の視線には敏感なのかな」

「寝てる間もですか?」

「どうだろ?」


新藤さんが両目を開けたことにより、見つめ合うことになる。

そもそも私が彼の顔を覗き込んでいたため、至近距離だ。


「…なんか照れますね」

「俺のことを意識してるってことかな?」

「まぁ意識しますよね。こんな綺麗な顔が近くに迫っていたら」

「俺も朝から可愛い女の子に見つめられると、照れるよ」


可愛い女の子?
初めて言われたかも。


「それで朝ご飯は米派ですが?パン派ですか?」


「………パン派かな」


「すぐに準備しますね」


パン派か…ウインナーでも焼こうかな。

< 24 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop