2番目に君を、愛してる。
翌朝、浅い眠りから目覚める。
カーテンを開けようと手を伸ばし、新藤冬樹の存在を思い出した。
薬が効いているのか寝顔は穏やかで少し安心した。
減るもんではないだろうと寝顔を見つめる。
綺麗な肌と、長い睫毛。
目や鼻、口のバランスが整っていて、文句のつけようがない。
まぁ、鼻の高さは兄の方が上かな?
「あまり見られると照れるよ」
え?
「起きてらっしゃったんですか?」
彼の片目が開く。
「職業柄、人の視線には敏感なのかな」
「寝てる間もですか?」
「どうだろ?」
新藤さんが両目を開けたことにより、見つめ合うことになる。
そもそも私が彼の顔を覗き込んでいたため、至近距離だ。
「…なんか照れますね」
「俺のことを意識してるってことかな?」
「まぁ意識しますよね。こんな綺麗な顔が近くに迫っていたら」
「俺も朝から可愛い女の子に見つめられると、照れるよ」
可愛い女の子?
初めて言われたかも。
「それで朝ご飯は米派ですが?パン派ですか?」
「………パン派かな」
「すぐに準備しますね」
パン派か…ウインナーでも焼こうかな。