2番目に君を、愛してる。
トーストと、スクランブルエッグ、ウインナー、コーンスープという簡単な朝食だったが、新藤さんは美味しいねと何度も言って食べてくれた。
朝のニュースを見ながら、
物騒だね、
今日、小雨が降るみたいだ、
花見行きたいなー、
なんて。
他愛のない会話ができたことが、嬉しかった。
私の日常は基本、ひとりで回っているから。
「私、17時には戻れると思います。冷蔵庫にあるものは勝手に食べてください。本は勉強机の開き戸にあります」
「ありがとう。でも一緒に行くよ」
「学校にですか?」
「そうだよ。適当に時間を潰して、放課後に迎えに行くね」
「貴方、病人だっていう自覚あります?そんな怪我で満員電車に乗れると思います?」
「同僚に頼んでおいたんだ。車を出してくれるようにって。たぶんもう着てるんじゃないかな」
「車って…」
「心配しないで、パトカーじゃないから。念のため応援を呼んでおいたんだ」
そうだった、この人は私の護衛のために警察としての義務を果たそうとしているだけだ。
そしてその義務を全うするために応援の人と車を用意しただけの話。
いくら他愛のない話をしても、"刑事と、護るべき市民"という関係は変わらないんだ。
間違えるな、新藤冬樹は家族じゃない。