2番目に君を、愛してる。

「おっす」

階段を下りると黒髪パーマの細眉の男性と目が合う。

車に寄りかかりながら煙草を吸うその人は、Tシャツにダメージジーンズを着ていた。

とりあえず会釈をしてゆっくり階段を降りる新藤さんを見上げる。
ひとりで降りられると言っていたけどやはり心配だ。


「朝から悪いね」

「高くつくぞ」


煙草を携帯灰皿に押し込み、男の人は助手席の扉を開けてくれた。


「ありがとうございます」


お礼を言うとニコリと笑ってくれた。
人の良さそうな雰囲気の明るい人だった。


「怪我の具合は?」

「思ったよりも傷口が深くて出血は結構したけど、おかげさまで手当が早くできたから問題ないよ」


2人が乗り込むとすぐに発車した。

< 27 / 258 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop