2番目に君を、愛してる。
「おっす」
階段を下りると黒髪パーマの細眉の男性と目が合う。
車に寄りかかりながら煙草を吸うその人は、Tシャツにダメージジーンズを着ていた。
とりあえず会釈をしてゆっくり階段を降りる新藤さんを見上げる。
ひとりで降りられると言っていたけどやはり心配だ。
「朝から悪いね」
「高くつくぞ」
煙草を携帯灰皿に押し込み、男の人は助手席の扉を開けてくれた。
「ありがとうございます」
お礼を言うとニコリと笑ってくれた。
人の良さそうな雰囲気の明るい人だった。
「怪我の具合は?」
「思ったよりも傷口が深くて出血は結構したけど、おかげさまで手当が早くできたから問題ないよ」
2人が乗り込むとすぐに発車した。