2番目に君を、愛してる。

放課後、いつものように足早に学校を後にする。

いつもと違う点は校門に立つ男。


「おかえりなさい」


怪我をしていることなど微塵も感じさせない、爽やかな笑顔でのお迎えだ。


「ただいまです。痛みます?」

「大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」

「早く帰って布団で休んでくださいね」


近くに停めてあった車に寄りかかり、タバコをくわえた美崎さんも片手を上げて迎えてくれた。



「お迎えなんて、本当にすみません」

「気にすんな」


美崎さんは助手席の扉を開けてくれた。

待っていてくれる人がいる。


それだけで温かい気持ちになれるのだ。

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