2番目に君を、愛してる。
男子生徒は下を向いた。
「おまえは俺が止めなかったら商品をカバンに入れて、平気な顔をして外に出るのか?」
「……」
テレビでよく見る万引きの現場。
私は一歩、後退した。
「見るからに怪しかったぞ、おまえ」
「……だって、うちは貧乏で……」
「貧乏を言い訳にしたら、犯罪も許されるのか?まぁ、店の事務所でゆっくり話聞くわ。行くぞ」
「止めろよ!」
中学生がバッグを美崎さんに投げつけた。
「おいおい、わめくな」
面倒臭そうに美崎さんはバッグを拾い、空いている方の手でジャケットから何かを取り出した。
「ほら、」
男子生徒にそれを見せた。
「おじさん、刑事です」
警察手帳が目の前に迫り、男子生徒は肩を落として急に静かになった。