2番目に君を、愛してる。

「余計なお世話だけど、美崎には気を付けて」


「美崎さん?」


まだコンビニから出てくる気配はない。



「あいつは手が早いから」


「……はぁ、」


「2人きりになっちゃダメだよ」


「はい…」


それならあなたと2人きりは良いのですか?
とは聞けないーー。



"身をもって知れば良いよ"
そう真意を図れないあなたの言葉は、
なにを意味するのでしょうか。


「それと、」


新藤さんはコーヒーを置き、少し間を空けて言った。


「俺に"心"を許しちゃダメだよ。絶対に」



口元に笑みを浮かべたまま言った。


だ、か、ら!
本気なのか冗談なのか分からない発言はやめて!

心の中でそう悪態をついて、コーヒーを一気に飲む。



新藤さんに、心を許すことなんて
言われなくても絶対にない。


だって私の好きな人は、
私が唯一心を許せる人は、


ーー兄だから。



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