2番目に君を、愛してる。
俯き加減になると、さっと新藤さんは私から離れた。
「夕飯どうする?出前にする?」
先程までの甘ったるい雰囲気などなかったかのように、彼は携帯を取り出した。
「今、ネットで色々頼めるでしょ。オススメはここの定食セットなんだけど。なっちゃん好き嫌いある?」
「良かったら、私が作りましょうか。料理上手くないので期待はしないで欲しいんですけど」
「いいの?」
「チャーハンで良かったら、すぐに作れます」
時計の針は18時を指していた。
「手料理なんて久しぶり」
微笑む彼に、聞けない。
彼女には作ってもらわなかったんですか?なんて。
困った顔をする彼を見てみたいが、先程のような会話が繰り返されると、こっちの心臓がもたない。
ーーどうして、新藤さんの言葉に
心がざわつくのだろう。
兄こそが、私の最愛の人なのに。