2番目に君を、愛してる。

2人で夕食をとる。
お互いに見たい番組がなかったから、テレビを消して静かな食卓になる。


チャーハンとポテトサラダというミスマッチな夕飯だったが、新藤さんは美味しいと何度も言ってくれた。

そんなたいそうな味でないと分かっていてもそう連呼されると、悪い気持ちにはならないものだ。

女性側が彼の胃袋を掴もうとしようものなら、褒め言葉の連続に反対にハートを鷲掴みにされてしまうだろう。


「傷の具合どうですか?」


「病院に行ったから大丈夫だよ」


「湯船つかります?それともシャワーの方が良いですかね」


夕飯をとったら当然の流れとして、お風呂の時間だろう。


「そうだね、シャワー借りようかな」


「はい!兄の着替えなら山ほどあるので、遠慮なく使ってくださいね」


「ありがとう。自分の家みたいにくつろいでごめんね」


「とんでもないです!何もないところですが、ゆっくりして行ってください」


「君の隣りは心地いいね」


甘い響きがこもった言葉を投げかけられた。


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