2番目に君を、愛してる。
口先だけの言葉でも、都合の良いことだけを聞いていたいと思う。
両親が亡くなり、兄と離れて暮らすようになってからポッカリと空いてしまった心の穴は、彼の言葉によって縮んでいく。
新藤さんは本当に不思議な人だ。
「新藤さん、ありがとうございます」
「お礼を言われることはなにもないけど、新しい兄ができたと思って俺に接してくれても構わないよ」
「新藤さんは良いお兄さんになりそうです」
「まぁ、男として見られないことも寂しいけどね」
茶化すように言われる。
出逢ってまだ24時間経っていない人物のことを、もっともっと知りたいと思ってしまった。
年齢も趣味も何も知らない。
知っていることと言えば、
新藤冬樹(しゆどう ふゆき)という名前と、
刑事であるということだけ。
あと、今は、恋人は無しーー。