2番目に君を、愛してる。
信用ないもんね?
そんな聞き方ずるい。
入学式に遅刻した私に怒りもせず笑って体育館に案内してくれた日から、青山先生にはお世話になっている。
授業をサボっても眉間にシワを寄せるでなく、目尻にシワを寄せて笑ってくれた。
3年間、私の学校生活を支えてくれた重要人物だ。
信用しているかしていないか、どちらか答えよと言われたらーー私の天秤は信用している方に傾くだろう。
「少なくとも私の学力については、青山先生はよく理解してくれていると思います」
「そうだよね」
気を悪くした様子もなく、うんうんと頷いてくれた。
「そろそろ行こうか」
しつこく勧めることもなく新藤さんは参考書コーナーから離れた。
悪いことをしてしまっただろうか。
きっと私のためを思って言ってくれたはずだ。
「新藤さん、」
「ん?」
「新藤さんはどこの大学なんですか?」
「東都大学だよ」
先程、新藤さんが手に取っていた参考書の大学だった。
「自分の大学を勧めるだなんて押し付けがましくて、ごめんね」
そりゃぁ私だって。
東都大学という立派な大学に受験してみたいけれど、現実を受け止めているつもりだ。