2番目に君を、愛してる。
息苦しい空間から逃げ出したくて、車のドアノブを掴む。
「逃げられると思う?」
こちらの抵抗も虚しく、強く強く腕を掴まれた。
たかが片手なのに、掴まれた腕はびくりともしない。
負けずと新藤さんを睨みつける。
「放してください!」
「なんでもするって言ったのに?」
薄ら笑みを浮かべている彼が、ーー怖い。
「放して…新藤さん……」
泣くもんかと歯を食いしばれば、彼の空いている方の腕ーー左手が伸びてきた。
反射的に顔を反らす。
「嘘でも、男に。なんでもするなんて言っちゃダメだよ」
彼の右手は、私の頭を優しく撫でた。
「君の発言に煽られる男がいるってことを、忘れないで」
腕を解放されて、今度は左手で頰を撫でられた。
くすぐったいくらい、優しく触れられた。