溺愛本能 オオカミ御曹司の独占欲には抗えない
げげっ!

ランチ……コースで五千円。

単品で頼んでも一品二千円以上する。

遥が私の入院費用とGWの旅行代払ってるし、それを支払うとなると、こんな豪華なランチ食べてる場合じゃないんだけどな。

今更コンビニで何か買おうか……なんて言えない。

どうしよう〜。

メニューを見て悩んでいたら、翔太君に声をかけられた。

「遥さんに、楓さんを太らせろって命令が出ているので、値段は気にしないで頼んで下さい。支払いは遥さん持ちです」

「太らせろって……私は豚か」

ボソッとぼやいたら、翔太君がクスッと笑った。

「あの人なりに心配してるんですよ。入院していたんでしょう?ステーキが重いなら、フォアグラ入りのハンバーグとかもありますよ。結構人気でここ予約がないと入れないんです」

私のランチにまで遥が部下に指示を出してるなんて……。

過保護を通り越してホント監視よね。
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