わたしと専務のナイショの話
 振り返ると、祐人はパソコンの画面を見たまま、
「お前と万美子じゃ、人としての素地が違いすぎるから無理」
と言ってくる。

 ……あの~、新人を褒めて伸ばすことも大事だと思うんですよね~、と思っている間に、祐人は、

「あー、駄目だな。
 こりゃ」
と言って、USBを引き抜き、立ち上がる。

「じゃあ、お疲れだったろうから、五分くらい休憩しろ。
 五分な」
と言って、さっさと出て行ってしまった。







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