御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
「ほら、行こうよ」

あくまで優しい誘い方なのに、どこか有無を言わさない雰囲気もある。扉の向こう側からいなくなる様子もないし。


……そうだ。街に出た方が脱走のきっかけがあるもしれない。



「……いいですよ」

そう答えて、私はドアを開けた。


大和田さんと直接対面すると、彼は「やったあ」と言って笑った。

……う。やっぱり顔は素敵。特に笑顔には胸が締め付けられそうになる。


それを悟られないようにしながら、私達は一緒に別荘を後にした。
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