御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
「でも、こういうものはあまり買ったことがなくて」
「好きなのに? どうして?」
「小さい頃は父に買ってもらったりしていましたが、高校を卒業した辺りから、こういうものに興味を示すと、鏑木や小宮山が白い目で見てきたので。年相応の物に興味を持ってくださいとかなんとか」
多分、お父様が私に激甘で何も言ってこない分、あの二人が代わりに親心を発揮してくれていたのだと思うけれど、正直趣味くらいは好きにさせてほしいと思っていた。
けれど、色々言われるのが面倒で、こっそり買ったりっていうのもほとんどしなかったのだ。
「って、こんな話どうでもいいですよね」
大和田さんが、ところどころで相槌を打ちながら笑顔を絶やさずにいてくれるからつい変な話までしてしまった。この人、いわゆる聞き上手ってやつなのかもしれない。
私は恥ずかしくなり、彼の両手からウサギクッションを回収しようと手を伸ばすけれど……
ひょいっとかわされてしまう。
予想外のことに、思わずきょとんと彼を見つめてしまう。すると。
「じゃあこれは、俺からの初プレゼントってことで」
やっぱりにこっと笑って、そのままレジへと向かってしまう。
「え、あのっ」
「俺もウサギ好きだし、もし良かったらリビングに置いてよ」
一瞬だけ足を止めて振り向きながらそう言う彼の、優しい笑顔に……今日一番で心臓が高鳴った。
何より……私の趣味を共有しようとしてくれている。
素敵な人だな、って……素直にそう思ってしまった。
そうしてレジに向かった彼は、店員さんにこう言うのだった。
「すみません。このウサギのクッション、店にあるだけ全部ください」
「いや、一つでいいから!」
「好きなのに? どうして?」
「小さい頃は父に買ってもらったりしていましたが、高校を卒業した辺りから、こういうものに興味を示すと、鏑木や小宮山が白い目で見てきたので。年相応の物に興味を持ってくださいとかなんとか」
多分、お父様が私に激甘で何も言ってこない分、あの二人が代わりに親心を発揮してくれていたのだと思うけれど、正直趣味くらいは好きにさせてほしいと思っていた。
けれど、色々言われるのが面倒で、こっそり買ったりっていうのもほとんどしなかったのだ。
「って、こんな話どうでもいいですよね」
大和田さんが、ところどころで相槌を打ちながら笑顔を絶やさずにいてくれるからつい変な話までしてしまった。この人、いわゆる聞き上手ってやつなのかもしれない。
私は恥ずかしくなり、彼の両手からウサギクッションを回収しようと手を伸ばすけれど……
ひょいっとかわされてしまう。
予想外のことに、思わずきょとんと彼を見つめてしまう。すると。
「じゃあこれは、俺からの初プレゼントってことで」
やっぱりにこっと笑って、そのままレジへと向かってしまう。
「え、あのっ」
「俺もウサギ好きだし、もし良かったらリビングに置いてよ」
一瞬だけ足を止めて振り向きながらそう言う彼の、優しい笑顔に……今日一番で心臓が高鳴った。
何より……私の趣味を共有しようとしてくれている。
素敵な人だな、って……素直にそう思ってしまった。
そうしてレジに向かった彼は、店員さんにこう言うのだった。
「すみません。このウサギのクッション、店にあるだけ全部ください」
「いや、一つでいいから!」