御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
「……もう!」

彼の胸元を軽くグーで叩くと、笑いながら「ごめんごめん」と返される。


「日和が可愛くて、ついね」

その言葉にも、私は返事代わりに彼をキッと睨み付けた。


私は彼のことが好き……なんだと思う。でもまたはっきりとはわからないから、一緒に寝る……のはたとえ添い寝だろうと、この気持ちが何なのか判明してからだ。


でも今現在確かなのは、私は彼にドキドキしっぱなしだということと、


「日和、大好き」


彼から紡がれる愛の言葉がとても嬉しいということ。


「あ、今度から俺のこと名前で呼んでくれるんだよね? じゃあそれに合わせて敬語もやめてほしいな」

「……わかった」


刺激的な同棲生活はまだ続きそう。
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