御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
「うん。サイズぴったりで良かった」

彼はそう言って満足そうに笑う。


「え、えっ。指輪、何で……ていうか私のサイズどうして知って……」

「日和の持ってる指輪と同じサイズのものを用意しただけだよー」

「え、で、でも私、この家に指輪持ってきてない……」

「鏑木さんに聞いたー」

か、鏑木……! いつの間に陽平くんとそんなひ仲良くなってるんだ……! 私何も聞いてないんだけど⁉︎


……でも、そんなことどうでもいい。


「嬉しい……」

おかしいな。幸せなのに、涙がどんどん出てくる。


「俺も嬉しい。これで日和は正真正銘、俺の婚約者だ」


うん、と頷いてみせると、顔を上げるのと同時にキスをされる。

驚いたけれど、すぐに目を瞑ってそのキスに応えた。


指輪が光る左手を彼の背中にそっと添え、ギュッと力を込めた。


ずっとずっと、離れたくない。そんな気持ちを込めるようにーー。
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