御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~



三ヶ月後。


「まあ日和。綺麗よ」

控え室で鏡の前に立つ私に、お母様が嬉しそうに言う。

今日は私と陽平くんの結婚式だ。
ちなみにお母様とお父様は、あれからすんなりと仲直りした。と言っても、私からお母様に〝陽平さんとはちゃんと気持ちが通じ合っているから、お父様のことをこれ以上責めないであげて〟と伝えたからなのだけれど。


憧れの純白のウェディングドレス姿をお母様に褒めてもらえて、気分も上がる。

すると、コンコンと控え室のドアを誰かにノックされる。
はぁい、とお母様が返事をすると、現れたのは白いタキシード姿の陽平くんだった。


す……っごい似合ってる。本物の王子様のようだ。


「あらあらまあまあ陽平くん! 素敵ね〜! あ、おばさんは退室するわね! あとは日和と二人きりでどーぞ!」

一人でベラベラ喋りながら、お母様は控え室を出て行ってしまった。
ヘアメイクを担当してくれたスタッフの方も部屋を出ていき、陽平くんと二人きりになる。


「日和。とっても綺麗だね」

真っ直ぐに私を見て、彼はそう言ってくれる、けれど……。


私は急激に不機嫌になる。
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