御曹司の愛され若奥様~24時間甘やかされてます~
「日和? どうした?」
「だって、陽平くんの方がキラキラ眩しいんだもん」
「え?」
「王子様オーラが眩しい! 今日は私が主役だと想ったんだけど、そんなことなさそう」
こんなに眩しくてかっこいい人、誰もが視線を離さないだろうなあと思ったら少し寂しい。目立ちたい訳ではないけれど、今日くらいは色んな人にしっかりと幸せな姿を見てもらいたいのだ。
「誰も俺なんて見ないと思うけど。花嫁さんの方が注目浴びるでしょ」
「そんなことない。別にいいんだけど」
あはは、と笑いながら彼は私にゆっくりと近付く。
そして。
「……メイクが崩れるから挙式前のキスは控えるように、ってさっき言われたんだけど、我慢出来そうにないな」
「……それ、誰に言われたの?」
「そこで擦れ違った鏑木さんに」
「……じゃあ無視して良し。私が許す」
顔を近付けて、お互いに小さく笑い合った後、軽く触れるだけのキスをした。
私達の結婚について、ただの政略結婚だと思っている人は多い。政略結婚なんてかわいそうにって思っている人だっていると思う。
でも違う。
きっかけはそうだったかもしれないけれど、彼を愛したこと、彼が私を愛してくれたこと、それは誰かに決められたことじゃない。
もし、決められたことだというのならーー
それは運命に決められたこと。
『嬉しい! じゃあ陽平くん、日和のこと絶対に絶対にお嫁さんにしてね!』
きっと、全てはあの日から始まっていた。
淡い初恋は、確かな恋の形となり、そして永遠の愛を誓い合うーー。
*End*
「だって、陽平くんの方がキラキラ眩しいんだもん」
「え?」
「王子様オーラが眩しい! 今日は私が主役だと想ったんだけど、そんなことなさそう」
こんなに眩しくてかっこいい人、誰もが視線を離さないだろうなあと思ったら少し寂しい。目立ちたい訳ではないけれど、今日くらいは色んな人にしっかりと幸せな姿を見てもらいたいのだ。
「誰も俺なんて見ないと思うけど。花嫁さんの方が注目浴びるでしょ」
「そんなことない。別にいいんだけど」
あはは、と笑いながら彼は私にゆっくりと近付く。
そして。
「……メイクが崩れるから挙式前のキスは控えるように、ってさっき言われたんだけど、我慢出来そうにないな」
「……それ、誰に言われたの?」
「そこで擦れ違った鏑木さんに」
「……じゃあ無視して良し。私が許す」
顔を近付けて、お互いに小さく笑い合った後、軽く触れるだけのキスをした。
私達の結婚について、ただの政略結婚だと思っている人は多い。政略結婚なんてかわいそうにって思っている人だっていると思う。
でも違う。
きっかけはそうだったかもしれないけれど、彼を愛したこと、彼が私を愛してくれたこと、それは誰かに決められたことじゃない。
もし、決められたことだというのならーー
それは運命に決められたこと。
『嬉しい! じゃあ陽平くん、日和のこと絶対に絶対にお嫁さんにしてね!』
きっと、全てはあの日から始まっていた。
淡い初恋は、確かな恋の形となり、そして永遠の愛を誓い合うーー。
*End*


