今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
「お客さん少ないし今の内に佐伯さんも休憩行っておいで」
「はい。いってきます」
バイトを始めて二週間。
お皿洗いは禁止されたものの、相変わらず他でもミスを連発しまくっている。
たっくんは完璧にこなしてるのになぁ…
「ーーー…シェアしない?」
「シェア?」
トボトボと歩いて休憩室に辿り着いたとき、少しだけ開いていたドアからこんな会話が聞こえてきて…その場でピタリと足を止めた。
たっくんと、早川くんの声…?
シェアって一緒に何か食べてるのかな?
関わるな、とか言ってたけど仲良いんだ。安心した…なんて思いながらソッと中を覗いてみれば、たっくんは早川くんに詰め寄られていて。とても仲の良い雰囲気には見えなかった。
「どうせ佐伯とまだヤってないんだろ?俺に先にヤラせろよ。俺、女慣れしてるから処女でも全然大丈夫だし」
「は?なに言ってんの?」
「ああいう可愛い子を汚すのが俺の趣味だからさ。だからシェアして二人で味わおうよ」
「シェアってなに?朱里はモノじゃないんだよ」
私の話…?どういうこと?
「女なんてモノだろ。佐伯も一回ヤれば簡単に股開く女になるからさ。だからシェア、な?頼むっ」
楽しそうに笑ってそんなことを言いながら両手を合わせる早川くんにゾッと鳥肌が立っていくのを感じていた。
いい人だと思っていた早川くんの口から次々飛び出す言葉達に…耳を塞ぎたくなった。