今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
子供達を託した凜ちゃんは、肩に提げていた大きな鞄を私に差し出す。
どうやらこの中にオムツやミルクが入っているらしい。
「この鞄に大体のもの入ってますぅ」
「お預かりするね。どこかで時間潰してるから、また連絡してくれる?」
「はーいっ!じゃあよろしくお願いしまぁす。何かあったらすぐ電話くださーいっ」
嬉しそうに走って行く凜ちゃんを見て、隣に立っていた男の子がギュッと私の手を握る。
視線を落とせば、男の子は不安でいっぱいの顔をしていた。
「りんちゃんはぁ…?」
「大丈夫。すぐ戻ってくるからそれまでお姉ちゃんと遊んでよっか?」
不安を取り除くように男の子の目線に合わせてしゃがみながら話し掛けてみる。
少し安心したのか、ゆっくり頷いてくれたからホッとした。
「私は朱里。僕のお名前は?」
「僕、海斗。妹は沙羅」
「海斗くんと沙羅ちゃんね。何歳?」
「僕は5歳で沙羅は1歳だよ」
5歳と1歳、か。どこに連れて行けばいいのかなぁ…
さすがに二人を連れてショッピングする自信はないし、家に連れて行くにも電車に乗らないといけないし。
電車…もしも沙羅ちゃんが泣いちゃったら困るし、それも自信ないかも。