今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
「アッハハハ…ヤバイ。信じると思わなかったわ。あー腹痛い。朱里ちゃん相変わらず笑わせてくれるね」
「え?これも冗談ですか?でも本当に似てますけど…」
「この子、俺の妹。親父と再婚相手の子だから腹違いだけど…血は繋がってるから似てても不思議じゃないよね」
「妹…」
なるほど、そういうことだったのか。
妹の面倒を見るなんてやっぱり優しい人なんだ、と先輩に感心していたのも束の間、海斗くんが 私の手を再び握ったかと思えば、今度はそれをブンブン振り回す。
「あかりちゃーん、お腹空いたーっ!」
「あ、そうだったよね。どうしよう……」
お腹を空かせて駄々をこね始める海斗くんにオロオロしてしまう。
そんな私を横目に先輩は海斗くんに歩み寄ると、しゃがみながら声を掛けた。
「なぁ、俺がおやつ作ってやろっか?」
「えっ?作れるの?」
「作れる。しかもすげーうまいやつな」
「作って!僕、お腹ペコペコ!」
海斗くんはわーい、とテンション高く喜んでいるけれど、先輩が作るってもしかして…?