今日もたっくんに溺愛されちゃっています。



「アッハハハ…ヤバイ。信じると思わなかったわ。あー腹痛い。朱里ちゃん相変わらず笑わせてくれるね」

「え?これも冗談ですか?でも本当に似てますけど…」

「この子、俺の妹。親父と再婚相手の子だから腹違いだけど…血は繋がってるから似てても不思議じゃないよね」

「妹…」




なるほど、そういうことだったのか。

妹の面倒を見るなんてやっぱり優しい人なんだ、と先輩に感心していたのも束の間、海斗くんが 私の手を再び握ったかと思えば、今度はそれをブンブン振り回す。



「あかりちゃーん、お腹空いたーっ!」

「あ、そうだったよね。どうしよう……」



お腹を空かせて駄々をこね始める海斗くんにオロオロしてしまう。

そんな私を横目に先輩は海斗くんに歩み寄ると、しゃがみながら声を掛けた。



「なぁ、俺がおやつ作ってやろっか?」

「えっ?作れるの?」

「作れる。しかもすげーうまいやつな」

「作って!僕、お腹ペコペコ!」



海斗くんはわーい、とテンション高く喜んでいるけれど、先輩が作るってもしかして…?

< 243 / 482 >

この作品をシェア

pagetop