今日もたっくんに溺愛されちゃっています。
「まぁ仕方ないか。ここは人が多すぎるから外にしよ。ちょっと行ってくるからみんな食べててね」
「はーい。お勤めご苦労様でーす」
「リュウジはあとで反省会しようね」
「う゛っ…笑顔でキレんなよ。怖いから」
ふぅ…とため息をつきながらたっくんは女の子達と食堂から出て行ってしまった。
私の隣に座る為に席を譲ってもらう条件……
考えてみれば、中三のときから何かあるたび私の隣には絶対たっくんがいた。
たとえば遠足や修学旅行のバスの席も隣だったし委員会の席も隣。
今だって夏休みが終わってすぐに席替えしたのにまた席隣になってるし。
こんな偶然有り得ないとは思っていたけど…
「ねぇリュウジくん。たっくんはいつもああやってなにかを条件にして私の隣に来てたのかな?」
私の問いにリュウジくんは目を丸くしてゲラゲラと笑う。
「ちょっ、今さら!?鈍感にも程があるっつーの」
「リュウジ、朱里の鈍さをなめちゃダメだよ。今まで気付いてもらえなかったなんて拓海くん可哀想…」
「や、やっぱりそうなの?偶然にしてはすごすぎると思ってたけど…」
そんな私の発言に、ユメちゃんは呆れ顔だ。