Perverse second



ふと目が覚めて、ぼーっとした意識をなんとか取り戻すと。



硬いシーツに三崎と二人でくるまっていた。



先に意識を飛ばした三崎にシーツをかけて、それもそのまま眠ってしまったのか。



カーテンもしていない小さな窓から見える空は、まだ夜も明けないようで暗いままだ。



ベッドから抜け出て脱ぎ捨てた服を着ると、そのままバスルームに向かう。



熱めにしたシャワーでタオルを濡らし緩く絞って三崎の元へ戻り、起こさないようにそっとシーツを捲ると昨夜の名残りを綺麗に拭った。



白い肌に映えるたくさんの赤いマークの一つにそっとキスを落とす。



三崎は確かに俺を求めてくれた。



逃げる隙を与えても、現実をチラつかせても、彼女は俺を求めて受け入れた。



それが俺にとってどれほどの喜びだったか、眠っている彼女は知らないだろう。



体が冷えないように再びシーツを掛け、タオルを洗ってその場に置いた。



「シャワー浴びてぇけど…」



何せ強引に三崎の部屋に入り込んだわけだから、俺の荷物はビジネスバッグ以外は何一つない。



さすがに全て昨夜と同じものを身につけて仕事に向かうわけにも行かないのが現実。



三崎の寝顔を眺めていたいけれど、俺は荷物を全て持ちシャワーと着替えの為に一度部屋に戻ることにした。



この行動が大きな間違いだったなんて、思いもしなかったから…。

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