Perverse second
『別に今さら柴垣が三崎さんに気持ちを伝えたくらいじゃ、俺は困ったりしないよ』
鼻で笑いながら津田さんは続ける。
『どうせ柴垣にはそんな勇気もないだろう?』
この言葉が俺の中で燻っていたスイッチを押した。
「今から三崎に連絡します。津田さんのところなんかに三崎は行かせねぇ」
『俺のメッセージに気付いて、今頃マンションに向かってくれてるかもしれないよ?』
「連れ戻す」
『やれるもんならやってみろよ。本当にできるならね』
津田さんはそう言うと、一方的に俺の電話を切ってしまった。
まるで俺を焚付けるかのような津田さんの電話。
よほど自分に自信があるのか。
それとも自分を想う三崎の気持ちに自信があるのか。
そんなことはわからない。
けれどもう、これを逃せば津田さんの言ったとおり、一生後悔するだろうということだけには気付けた。
いつも頭でグダグダ考えるからダメなんだ。
俺は喫煙ルームから駆け出し、タクシー乗り場へ向かいながら三崎のスマホに電話を掛けた。
長いコール音だけが響く。
もしかしてもう、津田さんのところに向かっているんじゃないか……。
そう考えたら足が止まりそうになる。
頼む。
出てくれ。
そう願った時。
『……もし……もし?』
俺の願いが通じた……。
鼻で笑いながら津田さんは続ける。
『どうせ柴垣にはそんな勇気もないだろう?』
この言葉が俺の中で燻っていたスイッチを押した。
「今から三崎に連絡します。津田さんのところなんかに三崎は行かせねぇ」
『俺のメッセージに気付いて、今頃マンションに向かってくれてるかもしれないよ?』
「連れ戻す」
『やれるもんならやってみろよ。本当にできるならね』
津田さんはそう言うと、一方的に俺の電話を切ってしまった。
まるで俺を焚付けるかのような津田さんの電話。
よほど自分に自信があるのか。
それとも自分を想う三崎の気持ちに自信があるのか。
そんなことはわからない。
けれどもう、これを逃せば津田さんの言ったとおり、一生後悔するだろうということだけには気付けた。
いつも頭でグダグダ考えるからダメなんだ。
俺は喫煙ルームから駆け出し、タクシー乗り場へ向かいながら三崎のスマホに電話を掛けた。
長いコール音だけが響く。
もしかしてもう、津田さんのところに向かっているんじゃないか……。
そう考えたら足が止まりそうになる。
頼む。
出てくれ。
そう願った時。
『……もし……もし?』
俺の願いが通じた……。