Perverse second
ひとまず三崎へのフォローが最優先だ。
「そんなバイヤーいねぇよ。いたって自分で何とかするし」
津田さんの事は後でゆっくり考えよう。
どのみちいつかは対峙することになるんだろうし。
そんなことを考えている俺を三崎は戸惑ったように上目遣いで見つめる。
はあ…マジでやめてくれよな、その表情。
そんな獲物に襲われる前のウサギみたいな顔するから、男は手を出そう、出してもいいんだと思うんだ。
「お前さ、そういうのワザと?」
「…え?」
「そか。そうだよな。」
計算なんて出来ないから、こんなに惹かれるんだもんな…。
けどそれは津田さんにとっても同じ。
「一つだけ言っとくぞ」
ちゃんとはっきり断らねぇと、その隙をついてグイグイ押されちまうんだから。
「流されるも流されないもお前の自由だけど、ちゃんと相手の気持ちを測れ。鈍い女が可愛いと思ってるのは女だけで、男は迷惑してんだぞ」
「はぁっ!?」
俺の言い方が気に触ったのか。
三崎は普段では決して挙げない声を上げた。
「やっぱりな」
そう、それが見たかったんだ。
俺は満足げに笑みを浮かべた。