Perverse second
三崎と二人で帰るなんて初めてのことだ。
軽く誘うと三崎も普通についてきて歩いているわけだけど。
俺と一緒に帰ること、嫌じゃなかったんだろうか?
少し遅い歩調に合わせながら三崎を左に寄せると、俺は半歩距離を縮めて歩いた。
「お前もこの路線?」
「うん。柴垣くんも?」
「ああ」
ゆったりと腰を下ろした電車のシートで、ポツリポツリと会話をしていくけれど。
せっかく縮まったように感じた俺と三崎の距離感は、固くなった三崎の表情とともに再び広がったように感じる。
色々な話を振っても三崎は上の空で、あまり会話も続かない。
揺れとともに触れる肩口のタイミングで固まる三崎を見ていると。
俺ってここまで嫌われてんだなぁ、と溜息をつきたくなった。
「じゃ俺、ここで降りるけど。お前一人で大丈夫か?」
本当はキチンと送って行きたいけれど。
あまりガッついて嫌がられるのを避けたい俺は、テンション低めにそう聞いた。
パッと顔を上げて俺を見た三崎は、
「…私の最寄駅も…ここ…」
そう言ってクスッと笑うから。
俺もつられて笑ってしまった。
軽く誘うと三崎も普通についてきて歩いているわけだけど。
俺と一緒に帰ること、嫌じゃなかったんだろうか?
少し遅い歩調に合わせながら三崎を左に寄せると、俺は半歩距離を縮めて歩いた。
「お前もこの路線?」
「うん。柴垣くんも?」
「ああ」
ゆったりと腰を下ろした電車のシートで、ポツリポツリと会話をしていくけれど。
せっかく縮まったように感じた俺と三崎の距離感は、固くなった三崎の表情とともに再び広がったように感じる。
色々な話を振っても三崎は上の空で、あまり会話も続かない。
揺れとともに触れる肩口のタイミングで固まる三崎を見ていると。
俺ってここまで嫌われてんだなぁ、と溜息をつきたくなった。
「じゃ俺、ここで降りるけど。お前一人で大丈夫か?」
本当はキチンと送って行きたいけれど。
あまりガッついて嫌がられるのを避けたい俺は、テンション低めにそう聞いた。
パッと顔を上げて俺を見た三崎は、
「…私の最寄駅も…ここ…」
そう言ってクスッと笑うから。
俺もつられて笑ってしまった。