Perverse second
電話越しから聞こえてくる、陸の笑い声。
いつもなら腹ただしく思うのだろうが、今の俺にはそんな余裕は全く無い。
『三崎ちゃんと一緒に帰るのに、随分時間かかったなぁ』
「うるせ」
つか『三崎ちゃん』ってなんだよ、馴れ馴れしい。
『そんなヘタレな義人の質問に、順を追って答えてやろう。可哀想だから』
「…てめ」
誰がヘタレで可哀想なんだよ。
……あながち間違いでもねぇけど。
『お前は大事なことを忘れてるようだな』
「大事なこと?」
『そう。義人と三崎ちゃんの関係性は?』
「…は…?…」
俺と三崎の関係性…。
そんなの聞かれたって、何も無いことを浮彫にするだけで答えようがない。
『その虚しい沈黙が正解だろ?何にもない、ただの同期ぃ』
虚しい…。
『そこで。お前がピンと来ないこと教えてやるよ。お前と三崎ちゃんが同期ってことは、俺と三崎ちゃんも同期ってこと。しかもお前は3年間大阪にいたというブランクがあるけど、俺はノーブランク』
…そうだった。
『しかも俺は義人と違って無害。そうくりゃ三崎ちゃんが何処に住んでるのかなんて、簡単に分かるわけ』
「あ」
そんなこと、全くの盲点だった。
いつもなら腹ただしく思うのだろうが、今の俺にはそんな余裕は全く無い。
『三崎ちゃんと一緒に帰るのに、随分時間かかったなぁ』
「うるせ」
つか『三崎ちゃん』ってなんだよ、馴れ馴れしい。
『そんなヘタレな義人の質問に、順を追って答えてやろう。可哀想だから』
「…てめ」
誰がヘタレで可哀想なんだよ。
……あながち間違いでもねぇけど。
『お前は大事なことを忘れてるようだな』
「大事なこと?」
『そう。義人と三崎ちゃんの関係性は?』
「…は…?…」
俺と三崎の関係性…。
そんなの聞かれたって、何も無いことを浮彫にするだけで答えようがない。
『その虚しい沈黙が正解だろ?何にもない、ただの同期ぃ』
虚しい…。
『そこで。お前がピンと来ないこと教えてやるよ。お前と三崎ちゃんが同期ってことは、俺と三崎ちゃんも同期ってこと。しかもお前は3年間大阪にいたというブランクがあるけど、俺はノーブランク』
…そうだった。
『しかも俺は義人と違って無害。そうくりゃ三崎ちゃんが何処に住んでるのかなんて、簡単に分かるわけ』
「あ」
そんなこと、全くの盲点だった。