Perverse second
「食事…ですか」
給湯室に足を踏み入れ用途した時。
三崎の声で足が止まった。
「この前の事で何かを求めてるわけじゃないんだ。ただ仕事中じゃない俺も知って欲しい。ダメかな?」
これは間違いなく津田さんの声だ。
この前の事ってなんだ?
告白したことか?
それとも俺の知らないところで、津田さんと三崎の間に何かがあったということか?
何にしても、とうとう津田さんが本格始動してしまったらしい。
暫くの沈黙の後。
「わかりました。行きましょう」
三崎はハッキリとそう答えた。
は?
お前いったい何言ってんの?
「本当に?やっと了承してくれて嬉しいよ」
津田さんの声色から、この上ない喜びが滲み出ていて。
俺の胃のあたりがムカムカしだす。
「仕事終わったら待ってるよ」
津田さんはそう言うと給湯室を出るためにこちらに歩いてくる。
壁に背を預けていた俺と目が合って、一瞬驚いた表情を見せたけれど、ニッコリと余裕の笑みで通り過ぎて行く。
子供じみた感情をぶつけて三崎を傷付けてしまった俺に対し、津田さんはなんてスマートでストレートなんだろう。
フロアに戻ろうと振り向く三崎を阻止するかのように視線を向けた。