恋のカタチ
「あ、あの昨日は変なこと言ってごめんなさい」




絶対変な女だって思われてるのはわかっているけど、とりあえず謝る。




「……いや、俺も正直助かったから。本当にありがとな」



泣いたことを思い出したのか恥ずかしそうに頭をかく宮村くん。



その仕草がなんか可愛いと思ってしまう自分がいる。




「また、いつでもつらい時は呼んでください」


そう言ってペコッと頭を下げると、



「お前は、それでいいの?」


「…えっ?」


「俺が元カノ引きずったままお前のこと呼んでもいいのかよ」



ああ、そういうこと。


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