恋のカタチ
ここまでいくと逆に笑いがこみ上げてくる。


「いや、まじで陽人が言ったんじゃねーよ!」


そう言って美沙を宮村くんから引き剥がした神木くん。


「はっ!?何言ってんのよ。わかりやすく説明しなさいよ」



「わかったからとりあえず落ち着け」


私は美沙に座るように促して、神木くんと宮村くんもその場に座る。



「…んじゃあ、説明するけど、とりあえず陽人の口から渡辺さんのことは言ってないから勘違いしないでね」



そう言われて私はちらっと宮村くんの顔を見るけど特に何もなく無表情。


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