恋のカタチ
「ちょっと美沙ちゃんもそんな顔しかめないで」


「うえっ!なんで名前呼びなのきもいな」


「うえっ!はひどくね!?」


美沙はさらに顔をしかめて「ほら、あっち行って」っと私と遊也くんの間に入ってしっしっと遊也くんに手を振る。



「今からパンケーキ行くだろ?陽人もう下で待ってるよ」


「うそっ!じゃあ早く行かないと!」



急いでリュックを背負って二人を置いて教室を飛び出す。



「ちょっと美優!はやい!」


「先行ってるよ!」


美沙にそう言い残して私はダッシュで階段を降りる。





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