極甘同居~クールな御曹司に独占されました~
でも、想いが通じて彼と結ばれたものの、やがて初めての恋は惨めな結末を迎えた。
サークルの部室で、彼が友人と私のことを笑っているのを聞いてしまったのだ。


〝森下? 付き合ってねーよ。冗談だろ。連れて歩くのも恥ずかしい〟

さらには、こんなことも言っていた。

〝素朴な感じが珍しかったから相手してやっただけ〟


当時どれだけ傷ついたことか。
彼には他に本命がいることも同時に知った。
彼とその本命の彼女が歩いているところを見た時のショックは忘れられない。
私がどう努力しても届かない、別次元に綺麗な人だった。


〝マリちゃんみたいな美人の彼女がいるのによく浮気できるな、佐々木〟
〝まあ、珍味ってやつ?〟


のちになって有香に当時のことを聞かれた時は、彼に二股をかけられていたと説明しただけで、この台詞については言っていない。

あまりに痛くて、恥ずかしすぎた。

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